お知らせ-WEBサイトを開設しました。

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WEBサイト開設のイメージ画像

[Photo:Flickr,Aged Come In We’re Open by Czarina Alegre]

本日、事務所WEBサイトを公開いたしました。

本サイトでは、「WEB相談室」、「ブログ経営と会計」、「経理&税務FAQ」を三本柱にして、会計や税務に関する情報を発信してまいります。皆さまのお役に立てることができれば幸いです。

以下、後日のために初志を記しておきます。

・サイトに訪問していただいた方に「価値ある情報」を提供していきたい

・「価値ある情報」とは「ネットで簡単に見つけられない情報」、「寿命の長い情報」

「初心忘るべからず」という室町時代に能を大成した世阿弥の有名な言葉があります。
この言葉は、「何事においても、始めた頃の謙虚で真剣な気持ちを持ち続けていかねばならないという戒めの言葉」として使いますが、もともとの世阿弥の言葉には違うニュアンスが含まれているようです。

世阿弥のいった「初心」とは上に記した「初志」のことではなく、芸を始めたころの稚拙さを自覚したときの恥ずかしさのことのようです。このみっともなさをしっかりと記憶しておくことで、自惚れることなく向上心を忘れないことができると戒めた言葉といわれています。

「しかれば当流に万能一徳の一句あり。 初心忘るべからず。この句、三ヶ条の口伝あり。是非とも初心忘るべからず。時々の初心忘るべからず。老後の初心忘るべからず。この三、よくよく口伝すべし」世阿弥「花鏡」奥の段

世阿弥、「恐るべし」です。この文章を読むと、初心というのは芸を始めた頃のことだけを言っているのではないようです。時々に初心があり、老後にも老後の初心がある。「日々精進し、向上し続ける者は、昨日の自分を恥ずかしいと自覚するはずだ、そう感じるように日々精進すべきだ」ということを言っているように思われます。

このサイトで言うなら、発信した情報を後日読み返したときに恥ずかしさを感じなかったならば、それは精進が足りない、向上していないということになります。

身が引き締まります。

600年前に生きた世阿弥に感謝です。

[参考文献:「日本を作った思想家たち」鷲田小彌太著 PHP新書]

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